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フライパンなどに使われているフッ素樹脂PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、C(炭素)-F(フッ素)の結合で出来ています。これは炭素と他の元素の結合エネルギーよりもはるかに大きく、他の物質が近づいてもC-Fの結合が切れて反応することがありません。水分・油・食べ物などが近づいても、水素結合などをすることがなく、弾く力が強いのです。
また、ミクロ単位で見ると、物質の表面は無数の凸凹があります。しかし、水分・油・食べ物などを弾きやすい性質を持つフッ素樹脂加工は、食べ物との間に空気の泡が入りやすく、接する表面積が小さくなります。
このように弾く力の強さと、食べ物と接する面積の小ささが「焦げ付かない」理由です。
それでは、その「くっつかない」フッ素樹脂を、どうやってフライパンの表面に「くっつける」のでしょうか?
方法は2つあり、1つは接着剤となるものをフッ素樹脂の塗料にあらかじめ混ぜ込んでおき、下塗りをします。フッ素樹脂同士は融点以上の温度でくっつけることが可能なので、その上にフッ素樹脂の膜を上塗りします。
2つ目は、金属の表面に傷を入れ、結合する表面積を増やして引っかかる力を作り、フッ素樹脂をくっつける方法です。
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