住宅にも、色々なプラスチックが使われています。しかし、柱や壁のように構造材には使われていません、住宅を構造するには、火災時に燃えにくい事が要求されているからです。
木材は燃えますが、水分を含んでいるため燃え始めるのに時間がかかります。また燃え始めても、表面から灰になり、焼け落ちるまでには時間がかかります。プラスチックは燃え始める前に融け、形が崩れてしまいます。壁や天井にプラスチックを使うと、炎に接しただけで融けて落ちてしまい、火の回りを食い止められません。このため、プラスチックは建築構造物として使うことは認められていません。
構造に関係のない部分には、プラスチックはたくさん使われています。壁紙、床材などには、燃えにくい 塩化ビニル
が使われています。 「 回り縁 」 といわれる、天井や壁、床の周囲を縁取る異形品も、 塩化ビニル
製が多く使われてます、外観が木材そっくりでプラスチック製であることに気づかなかったりします。また、畳の床には発泡させた
ポリスチレン (発泡スチロール) が使われ、軽量化、防湿、害虫予防に貢献しています。
プラスチックは、水がかかっても腐ったりさびたりしない為、台所、浴室、トイレなど水を使う部分に多く使われています。上下水道には 塩化ビニル
製のパイプがたくさん使われています。特に地震に強い点が高く評価されています。また成形しやすいこと、電気特性が優れている事をいかして、エアコン、照明器具、配線材料など電気設備にも、さまざまな種類のプラスチックが多く使われています。