リサイクル製品で何が出来るか
日本では廃プラスチックのリサイクルは1960年頃から行われてきました。廃プラスチックをリサイクルした再生品には色々な物がありますが、代表的な再生製品を上げてみましょう。

再生原料 日用品や建材、雑貨などに加工されて年間約92万トン利用
再生加工製品 土木資材・建設資材・公園資材などに加工されて年間約21万トン利用
燃料 固形燃料・粉体燃料・熱分解油・熱分解ガス、またセメント燃料などの燃料として年間5万トン利用
化学原料 化学的に分解して、原料として利用。また熱分解・ガス化して一酸化炭素や水素として化学原料に年間約3万トン利用する予定
製鉄工場での
鉄鉱石の還元剤
コークスや微粉炭の代替として約9万トン利用する予定

プラスチック製品は色々な所で使用されていますが、廃棄されてまとまって回収できる場合には、その廃プラスチックの特性に合ったリサイクル技術と製品があります

ペットボトル 回収したペットボトルを破砕→洗浄→溶融再生し繊維や絹・日用品・文房具など
発泡スチロール製
トレイ
回収したトレイを溶融再生して建材、日用品に利用
使い捨てカイロ 分解したあと部品として利用
磁気テープ 特殊な破砕をしたあと加工して遮音パネル等に利用
農ビフィルム 回収した農ビフィルムを破砕→洗浄→異物除去をして床材・壁材に利用
廃電線 銅を分離したあと、被覆材のプラスチックを再生して土木資材や建材等に利用
発泡スチロール製
魚箱・緩衝材
溶融個化したあと再生して建材や日用品に利用
自動車バンパー 回収したのち破砕、再生して色々な用途に利用
ラミネートフィルム 粉砕したのち他のプラスチックに混合して再生利用、また固形燃料として利用
一升瓶のキャップ アルミ箔、金属を分解してプラスチックは溶融再生として土木用などに利用
(アルミ箔や金属も同時にリサイクルされている。)
ポリエチレン製
ガス管の廃材
回収し、溶融再生してショッピングバッグ等に利用
新聞梱包材 新聞の配送に使用した梱包フィルムを回収し、再生して土木建設資材等に利用
自動車バッテリーのケース 洗浄→破砕、再生して利用
レントゲンフィルム 銀を回収したあとポリエステル・フィルムを再生利用

これらのプラスチック製品はまとまって回収できるため再生利用も効率よく行る。

再生加工製品をもういちど再生加工製品にするのは可能ですが、今までにはあまり例がありません。再生加工製品の用途とて土木資材などの長期使用のものが多かったため、リサイクルを繰り返すことにより徐々に品質は劣化してきます。
廃プラスチックのリサイクルはまず最初に再生利用して製品をつくる。次に廃棄物になったときに燃料化や焼却―熱利用などをする。こうして段階的に行っていくことが望ましいでしょう。
燃料としてリサイクルする場合には、多少の異物や汚れがあっても問題もなくリサイクルできるし、プラスチックの持っている熱量は変化しないため、理想的なリサイクルの方法になると思います。