発泡スチロールのリサイクル60%超える
 発泡スチロール再資源協会のまとめで、2001年発泡スチロールリサイクル率は前年より2.6ポイント増え、60.1%になった。その内、プラスチック製品等に再商品化するマテリアルリサイクルが37.8%(2.9ポイント増)で、自冶体を中心とした燃焼による熱・発電に利用したサーマルリサイクルが22.3%(0.3ポイント減)。2005年に向けてマテリアルリサイクル40%を揚げた第三次五ヵ年計画の初年度として順調なスタートとみている。

 昨年のEPSリサイクル全体の動向としては、水産用容器分野での需要が伸びた中で、卸売市場を中心として再資源化量が増加した事と「容器包装リサイクル法」がEPSを含むプラスチックに対して2000年4月に施行され、参加する自治体も増えて実績が着実に増加したものと見ている。また社会全体では,環境型社会への構築へ向けた動きが活発になってきており,再商品化への関心が高まった事をあげている。サーマルリサイクル率は減少したが、自冶体のエネルギーが回収できる高機能性焼却炉設備への更新が進み、サーマルリサイクルの寄与率も今後期待できる状況になってきたとみている。

 2001年はEPSの需要構造が変わってきた事が特徴的な現象で、特に食品の衛生管理意識が高まり、鮮度保存を重視する魚の保冷容器が増えたことだ、環境社会への構築が進み、卸売市場での再資源化体制の強化にともなう回収率のアップと容器包装リサイクル法への自治体参加の増加によるケミカルリサイクルの実績が出始めたことが、マテリアルリサイクルの量と率を押し上げたと見ている。