リサイクル原料の下水道用「公共ます」開発
 三菱樹脂は、業界初のリサイクル原料を中間層に使用した三層構造の下水道用硬質塩化ビニル「公共ます」を開発、2002年秋から販売を開始する。同社は環境を経営の中核主題にし、独自の環境配慮型商品規格の制定や、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)への取り組みなど、地球環境に配慮した商品開発を積極的に行っている。

 今回開発した、「公共ます」は、使用済み塩ビ継手などのリサイクル原料を中間層に使用し、内外層には、硬質塩化ビニル樹脂を使用した三層構造になっており、これまで困難とされた塩化ビニル樹脂の三層構造製品の成形技術の確立により可能となった。内外層は従来と同等の硬質塩化ビニル樹脂を使用している為、優れた、耐薬品性、水理特性を確立しており、熱的性質及び機械的強度についても、下水道協会規格に準拠しています。また製品寸法は現在の「公共ます」と同寸法値なので、従来の「公共ます」と同様に使用出来ます。

 同社は、公共ますに続いて「住宅ます」も順次、商品化する予定で、2000年に発売した、リサクル発泡三層管との組み合わせにより、下水道配管路のオールリサイクル化を推進していく方針。

 

「公共ます」
自治体が管理する公共の下水道本管と住宅内の配水管との接続部分に設ける「ます」の事で、一区画に一個設置し、設置や維持管理は地方自治体が行う為、「公共ます」と呼ばれてる。

 

「住宅ます」
宅地内の配水管同士を接続する「ます」

 

「リサイクル発泡三層管」
使用済み塩化ビニル管・継手のリサイクル材を原料とした発泡材を三層構造の管の中間層に使用し、新しい塩化ビニル樹脂で挟んだリサイクル配管材